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タバコのけむりには害があるのよね。どんなものが入っているの?
タバコのけむりには、4000種類以上の化学物質が入っておる。
そのうち200種類以上は体に害がある物質(有害物質:ゆうがいぶっしつ)なのじゃ。
なかでもタール、ニコチン、一酸化炭素(いっさんかたんそ)の3つは、特に悪いもので、3大有害物質というんじゃよ。
タール | がんの原因になる物質(発がん物質)が、数10種類入っている |
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ニコチン | タバコがやめられなくなる原因のもの |
一酸化酸素 | 体に酸素(さんそ)が運ばれなくなり、全身を酸欠(さんけつ)状態にするもの |
ボク、ニコチンって聞いたことがあるよ。
タールは、壁(かべ)などにつく茶色いものかな?
そうじゃよ。よく知っておるのう。
タバコに含まれる有害物質は下のイラストにあるように、体のあちこちに悪影響をおよぼし、いろいろな病気を引き起こすのじゃ。
エー、こんなにいろいろな病気になるの!
タバコって、こわーい。
そのとおりじゃ。
肺がんの他、胃(い)を刺激(しげき)して胃かいようになったり、血液の流れを悪くして脳(のう)や心臓(しんぞう)に影響をおよぼすのじゃ。
大きな病気だけでなく、タバコを吸うと運動能力(うんどうのうりょく)が落ちて、体を少し動かしただけでゼーゼー息切れしてしまうんじゃよ。
じゃあ、スポーツ選手がタバコを吸うのは、よくないんだよねぇ。
もちろん。
その他、妊娠(にんしん)している人がタバコを吸うと、お腹の中の赤ちゃんにも害をおよぼすのじゃ。体重の少ない(2800g未満)赤ちゃんが生まれたり、予定より早く生まれたり、元気に生まれてこなかったりすることがあるんじゃ。
また、タバコを吸っていると、妊娠しにくい体になってしまうこともあるといわれておる。
お腹の中にいる赤ちゃんも危険なんだ。
女の子は気をつけないとネ。