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ニコちゃんパパは、タバコをやめようとしたことがあるの?
あるよ。うちのパパは、なんどか禁煙(きんえん)しようとしたことがある。でも、何回やってもダメ。イライラしたり、落ち着かなくなったり、頭が痛くなったりして・・・。いつの間にか、またタバコ吸ってる。
ニコちゃんパパは、ニコチン離脱症状(りだつしょうじょう)が強く出るタイプなので、なかなかタバコがやめられないんじゃよ。
エッ?ニコチン離脱症状(りだつしょうじょう)って、何?
いわゆる禁断症状(きんだんしょうじょう)のことじゃな。
タバコに入っている有害物質の1つ、ニコチンは脳(のう)に影響をおよぼすのじゃ。ニコチンはクセになりやすく、一度クセになると、ニコチン切れでイライラする、集中力がなくなる、頭が痛くなる、だるい、眠いなどの症状が出てくる。
これが、ニコチン離脱症状(りだつしょうじょう)じゃな。
タバコは知らず知らずのうちに、吸う本数が増えてしまう。そして、タバコがないといられないタバコ依存(いぞん)になるんじゃよ。依存(いぞん)とは、やめたくてもやめられないという意味じゃね。
タバコ依存(いぞん)について、もう少しくわしく教えて。
タバコ依存は、身体的依存(しんたいてきいぞん)と精神的依存(せいしんてきいぞん)の2つがあるんじゃ。
身体的依存は、体がニコチンを欲しがって、イライラしたり、朝起きてすぐに1本吸いたくなったりすること。精神的依存は、タバコを吸うことがクセになっていて、食後や仕事の休み時間、ひまなときなど、今まで吸っていた状況(じょうきょう)になると吸わずにはいられないということ。
この2つの依存で、タバコがなかなかやめられないんじゃよ。
イライラするだけじゃなくて、タバコを吸うことがクセになってるから、なかなかタバコがやめられなかったのね。
禁煙(きんえん)に成功するためには、この2つの依存と戦わないといけないんだ。
思ったより、大変なんだね。
ひとりでがんばるのは、ちょっと大変かな?というときは、お薬を使ってニコチン離脱症状をやわらげたり、禁煙(きんえん)しようとしている仲間とメールなどでお互いをはげましあったりする方法で、ずっと楽に禁煙(きんえん)できるようになっているんじゃよ。
でも、一番大切なのは、タバコをやめようという本人の意志(いし)なんじゃ。